kindleの電子書籍を読んでいて、
おっ、ここチェック!と思って
ハイライト機能を使おうとしたら使えない!!!
そんな時、ちょっとイラッとしませんか。原因は固定レイアウトです。
大雑把に説明すると、見開きページを
大きな画像として取り込んでいるので
細かい行にマーカーで線を引くように
ハイライト機能が使えないのです。
この記事では、iPadを持っていて
GoodnotesとApplePencilを使っている人のための
ハイライト機能が使えない!!!対策をご紹介します。
一言お断りしておきますが、この記事は
GoodnotesというiPad用の
ノートアプリを持っている人のためのTipsです。
実は、Goodnotesがなくてもできる対策はありますが、
それは別の記事として書く予定です。
Goodnotesを持っていない、今後ダウンロードする予定がない人は
そちらの記事をご参照ください。(近日公開予定。制作中)
さて、この記事は比較的読まれ続けている記事なので
固定レイアウトでイラッとしているのだと思います。
以下の順番で説明していきます。
まず、Kindle本とは?
Kindle本とは?
そんなこと分かってるわ!とという人は↓へスクロール!
そうでない人はこの章を読んでね。
Kindleとは
Amazon Kindle(アマゾン・キンドル[1])は、Amazon.comが製造・販売する電子ブックリーダー端末、同ソフトウェアおよび電子書籍関連サービスである。専用端末やパソコン、スマートフォン、タブレットなどで電子書籍を読める。(Wikipediaより)
kindle本とは上記の説明文になる「電子書籍関連サービス」のことです。
つまり、amazonで購入した電子書籍のことです。
Kindle本の特徴
Kindle本の特徴?
特徴は知ってるわ!という人は↓へスクロール!
そうでない人はこの章を読んでね。
ハイライト機能
紙の本なら赤ペンで線を引いたり印をつける行為がKindleの電子書籍でもできます。それがハイライト機能です。Kindle本なら気になる文章や単語を長押しながらドラッグするとハイライトになります。ハイライトはお好みのカラーを選択できます。
メモ機能
Kindle本は手軽にメモを付けることができます。メモにしたい部分を長押ししてからドラッグ、さらに、タップしてテキストを入力したり、読んでいて思いついたことをササッとメモすることもできます。メモを付けた箇所はブルーのアイコンで表示されます。保存したメモはこのアイコンをタップするか、上部メニューにあるマイノートで確認できます。
文字の大きさ、行間、背景色の変更
Kindle本は 上部にあるメニュー「Aa」をタップすると下から文字の大きさ、行間、背景色の変更を調整するパネルがスルスルと上がってきます。自分好みの文字サイズ、行間、背景色に設定できます。
辞書機能
文字をタップすると辞書機能が表示されます。(使用するには無料辞書のダウンロードが必要)辞書の表示窓を横にスライドさせるとWikipediaや翻訳といった機能も使えます。
以上、基礎知識でした。
問題の固定レイアウトとは
スクロールしてここにたどり着いた人もそうでない人もお読みください。
2種類あるKindle本のレイアウト
まず、知っていただきたいのはKindle本のレイアウトには2種類あるということです。これを知らずに「Kindle本、安い!紙の本の半額じゃん!」と飛びつくと痛い目にあいます。(僕のことですが)どういう風に痛い目に合うかというとリフロー型と思っていたら固定レイアウトだった!という痛い事態です。そうなんです。Kindle 本にはリフロー型と固定の2種類のレイアウトがあるのです。
リフロー型
リフロー型レイアウトとは電子書籍の表示方式のひとつです。iPadやKindleなどの電子書籍リーダーの画面の大きさに合わせて文字の大きさ、行数、レイアウトをリーダー側で調整して表示する形式のこと。Kindle本はこのリフロー型レイアウトだと、前述の機能(ハイライトやメモ、文字や行間や背景色の変更、辞書など)を使用できます。
固定レイアウト型
リフロー型に対して固定レイアウト型も電子書籍の表示方式のひとつ。こちらは写真、図、絵などが多い電子書籍によく使われます。リフロー型との違いは、固定レイアウトの場合、見開きページを撮影し1枚の画像として張り込んであります。そのため、電子書籍リーダーの画面の大きさに合わせて文字の大きさ、行数、レイアウトをリーダー側で調整して表示できません。
固定レイアウトの確認方法
スマホの場合、「商品について」の「説明」の項目を確認しましょう。固定レイアウトならその旨が書いてあります。
WEBの場合、価格の下、そのまた下、さらに「商品の説明」の計3カ所、これでもか!という感じで固定レイアウトであることが書いてあります。
リフロー型か固定レイアウトか、必ずチェックしてから購入しましょう。
なぜ、固定レイアウトだとマズいのか?
固定レイアウトだとハイライトやメモ機能が使えない!
例えば、写真集やマンガ、雑誌など、固定レイアウトだと見開きページを画像スキャンしたような状態になっているので前述の機能(ハイライトやメモ、文字や行間や背景色の変更、辞書など)が使えません。
ただし、指の操作(ピンチイン、ピンチアウト)で画面をズームで拡大縮小できます。固定レイアウトは文字の大きさを調整できず、老眼の方など弱ります(僕のことです)。ズーム機能で画面を拡大することで文字も大きくなり読めるので文字の大きさを変更できないは大きな問題ではありません。大問題なのは
ハイライトが使えないことです。
これまでの固定レイアウトの時の対策(ブックマークをつける?)
これまでの固定レイアウトの時の対策というと以下のブログなどで紹介されている「ブックマークをつける」というやり方が一般的でした。
Kindole本のブックマークとは、紙の本における付箋のことです。
ポストイットですね。
どこにブックマークをつけたか確認するには
右にあるページ型のアイコンをタップすると「マイノート」という項目が表示されます。
ここにブックマーク(付箋をつけた)ページが表示されます。
でも、これ、ちょっと違うんですよね。
ブックマークはあくまでも付箋。
ハイライト機能はマーカーで気になった文章に線を引く感覚。
本に書き込む感じが読書のインプットを加速してくれるので、ブックマークだと物足りない!(と思いませんか)
固定レイアウトのKindle本でマーキングするための準備!
さぁ、いよいよ、本題です!!
ブックマークでは違う!物足りない!という思いから考え付いたのが固定レイアウトのKindle本でマーキングする(ハイライトのように文章に線を引く感覚)をご紹介しましょう。
まず、以下の3点をご用意ください。
用意するもの① iPad
えっ!iPadじゃないとダメなの?
Kindleの電子書籍リーダーじゃダメなの?
とオロオロしているあなた、心を鬼にして言いますがダメです。
僕が考えたやり方は今のところiPadでしか検証されていましぇーん。

用意するもの② Apple Pencil
iPadを持っているとニヤニヤしていた君、
顔色が曇りましたね。
さては、Apple Pencilを持ってないの?
AppleとPenじゃダメですか?と質問して来た君、
ピコ太郎じゃないんだからダメです!
使えるのはApple Pencilだけです!
用意するもの③ GoodNotes

最後に用意するのはGoodNotes。
iPhone/iPad/Macに対応したノートアプリです。
ApplePencilを使ったメモ書き、
PDFへの書き込み、
手書き文字の自動テキスト化など、
一度使ったら手放せなくなる優れもの。
僕はGoodNotesを導入してから
PDFにApplePencilで赤字を直接書き込んでいます。
おかげで完璧なペーパーレス化を実現。
文字校正でプリンターを使わなくなりました。
GoodNotesのダウンロード
GoodsNotesはApp Storeからダウンロードしてください。
有料です。値段は自分で確認してね。だいたい1000円弱くらい。
ちょっと高いですが、PDFの文字校正で使えば
ペーパーレス化が図れプリント代を節約できます。
また、これから紹介する固定レイアウトでマーキングする方法を実践すればもとがとれるのではないでしょうか?
決定版!固定レイアウトのKindle本でマーキングする方法
Ipadでやること
まず、iPadでKindle本を読める状態にしておきます。
amazonのアカウントがあってiPadにKindleアプリがあり電子書籍がダウンロードされていることが前提です。

iPadで開いたKindle本の見開きページのスクリーンショットを撮る。
iPadでKindle本を開きます。
見開きの状態をスクリーンショットで撮影します。
(スクリーンショットはホームボタンとスリープ/スリープ解除ボタンを同時に押します。)

スクリーンショットは章単位など区切りのいい分をまとめて撮る。
スクリーンショットは読みたいページ分だけ撮影しましょう。
僕がダウンロードした固定レイアウトの『リスティング広告のやさしい教科書。』を撮影するときは章単位で撮影しました。
だいたい10ページから20ページくらい。
見開き単位で撮るので5〜10くらいのスクリーンショットです。
これらは「写真」に自動的に保存されます。
Goodnotesでやること
カテゴリーを作る
Goodnotesを立ち上げます。
左上に「+」と「カテゴリ」があります。

「カテゴリ」をタップすると「カテゴリメニュー」が表示されます。
「カテゴリメニュー」左上の「+」をタップするとお好みのカテゴリを作成できます。

例えば「リスティング広告の教科書」というカテゴリを作っておきましょう。
画像を読み込む
先ほどスクリーンショットで撮影した見開きページをGoodnotesに読み込みます。
左上の「+」をタップすると「追加」というメニューが現れ「ページを作成」と「読み込む」というメニューが表示されます。「読み込む」をタップします。
すると「iCloud Drive」「iTunes」といった読み込み先のメニューが表示されますので「写真」を選択します。「写真」を開いたら先ほどスクリーンショットした見開きページを1点読み込みます。
保存先は先ほど作成したカテゴリ「リスティング広告の教科書」にします。
見開きページの画像を本のように追加していく
カテゴリ「リスティング広告の教科書」に保存した最初の画像をタップします。
その画像がフルスクリーンの状態で開きます。
Kindleで見開きページを開いた状態と同じに見えます。
章単位で撮影した見開きページをここに追加していきます。
追加の仕方は左上に4つのマスが組み合わさった四角いアイコンがあるのでそれをたっぷします。すると「ノート」が表示されます。
左上に「+」がありますのでこれをタップしてください。
するとページとページの間に「+」が表示されるので今度はそれをタップします。
メニューが表示されるので「読み込む」を選択して先ほどの画像読み込みと同じ手順で1枚見開きページを読み込みます。
以上、同じ手順を繰り返し、Goodnotes上に『リスティング広告のやさしい教科書。』第1章を完成させます。
見開きを指でスワイプさせると次の見開きに移動するのでKindleアプリで読んでいるように快適に読書が楽しめます。
Apple Pencilでマーキングする
そして、ついに、Apple Pencilの登場です。
GoodnotesではPDFや画像に自由に書き込みが行えます。
Goodnotesには万年筆と蛍光ペンがあります。
気になった文章には蛍光ペンで色をつけ、思いついたことは万年筆で書き込みできます。
それぞれ色と太さも自由に変更できるのでとても便利です。
紙の本はペンで書き込んだりマーキングできました。
GoodNotesとApple Pencilを使うことで
その感覚を電子書籍で再現できます。
このやり方のメリットとデメリット
メリット
固定レイアウトでも紙の本のようにマーキングできる。
固定レイアウトの自由にメモをペンで書き込みができる。
デメリット
iPad、GoodNotes、Apple Pencilを持っていないとすべて購入になり出費がかさむ。
Kindle本の見開きページをスクリーンショットで撮るなど手間がかかる。
文字の大きさの調整、辞書などの機能はGoodNotesでは使用できない。(ただし、文字が小さいときは画面の拡大縮小で拡大することが可能)
まとめとして。それでもこの方法をおすすめする理由
それでもこの方法をおすすめするのは、電子書籍をじっくり読みながら気に入った文章にマーカーで印をつけ、ひらめいたアイデアなどをページの片隅にペンで描き止められることです。
こういった作業がKindleアプリでできるようになればいいのですが、それまではiPad、GoodNotes、Apple Pencilのセットで対応しましょう。