何を書くかで使い分ける必要がある文章の構造
文章の構造について、知っているつもりでしたが、
ちょっと調べてみたら色々な種類と名称があることを知りました。
ビジネス文書を書くのか?ブログの記事を書くのか?
それとも小説や脚本を書くのか?などで
使うべき文章の構造は変わってきます。
王道は「起承転結」だと思っていたのに・・・
文章構造の王道は「起承転結」だと思っていました。
起承転結とは、「起」は物語の始まり、「承」は物語の続き、「転」は大きな展開の発生、「結」は結果(オチなど)という文章構造です。
学校で習いませんでしたか?
作文を書くときなど、起承転結で考えましょうと。
でも、ネットでちょっと調べたら、
起承転結は論理的ではないとか、
海外では起承転結はほぼ認知されていないとか、
文章構造の王道と思っていた「起承転結」の人気のなさに驚きました。
ただし、小説や映画、4コマ漫画などの物語には
「起承転結」の文章構造はむいているようです。
結論からはいる三段構成、SDS法
三段構成は、序論、本論、結論の3つのパートに分かれた文章構造です。
序論ではあらかじめ討した内容をおおまかにまとめて書きます。
自分の主張をあらかじめ示しておき、本論で詳細に語り結論へと進みます。
論文などによくみられる文章構造です。
SDS法という文章構造もありますが、三段構成とほぼ同じです。
SDSとは「Summary、Details、Summary」の略です。
最初に要約(Summary)
次に詳細な説明(Details)
最後にまとめ(Summary)
という構造です。
プレゼンするための企画書などにこのタイプが見られます。
わかりやすさやストーリー性を強調できるPREP法
PREP法とは「Point、Reason、Example、Point」のそれぞれの頭文字をとったものです。
まず、結論(Point)
次に理由(Reason)、
具体的な例(Example)、
最後にまとめ(Point)
という構成です。
結論を先に持ってくるという点ではSDS法と同じですが、
理由や具体例のパートがあるのでSDS法よりは
分かりやすさやストーリー性を強調できます。
じぶんが書く文章のフォーマットにあった文章構造を採用する
以上のことから、
起承転結は小説や脚本など文章の創作活動に
三段構成は論文に
SDS法は企画書に
PREP法は分かりやすさやストーリー性を強調するときに
というようにじぶんが書く文章のフォーマットにあった
文章の構造を採用するようにしましょう。
まとめ
- 何を書くかで使い分ける必要がある文章の構造
- 王道は「起承転結」だと思っていたのに・・・
- 結論からはいる三段構成、SDS法
- わかりやすさやストーリー性を強調できるPREP法
- じぶんが書く文章のフォーマットにあった文章構造を採用する