Kindleの固定型レイアウトで困ってませんか?



ようこそ、ジョンです。



メリーで〜す。
この記事を読んでいるってことは
固定型レイアウトでお困りね!



おーい、話を急ぐな。まずは、ボクから質問だ。
文章を書くときに資料として本を読むか〜い?



うん、読むよ。Kindleの電子書籍とか。



amazonは、24時間、365日、家にいながらアクセスできる巨大な書店なのでとても便利だよね。



そうそう、真夜中に「こんな資料がほしいな」と思ったときでも、検索して使えそうな本を探せるしね。



立ち読み機能で内容を確認し、必要ならばすぐ購入できるからほんと便利だよね。



KindleUnlimitedを利用していればで格安で読書することもできるよ。



でもね、便利なKindle電子書籍だけど、困ったことがあるんだ。それはハイライトやメモ機能が使えない電子書籍!



ハイライト機能って、重要と思われる文章にマーキングしたり、メモを残すことができるやつね。



そう。ハイライト機能のことは以下の記事を読むとよくわかるよ。







Kindleの電子書籍すべてでハイライトやメモ機能が使えるって訳ではないの?



そうなんだ。ハイライトやメモができる電子書籍とできない電子書籍があるんだ。



どう、ちがうの?



どうちがうのかというと、リフロー型レイアウトと固定型レイアウトのちがいさ。



リフロー?固定?なにそれ?



リフロー型は、デバイスのサイズに合わせてページのサイズも調整され、ハイライトやメモ機能が使える。



ふむふむ。



固定型レイアウトは、ページを画像として取り込んでいるのでハイライトやメモ機能が使えないんだ。



資料として本を読むとき、ハイライト機能によるマーキングができないのは不便だよね。困る〜!



うん、困るよね。でも、大丈夫。今日は、ハイライトやメモ機能が使えない固定型レイアウトの対策を紹介しよう。
kindleにはリフロー型と固定型レイアウトがある



対策を説明する前に、もう少しリフロー型と固定型レイアウトについて説明してもいいかな?



いいとも。



まず、Kindleの電子書籍には、リフロー型レイアウトと固定型レイアウトという2つの形式がある。



さっき、聞きました。



リフロー型は、iPhoneでもiPadでも、サイズが決まっていない画面に表示することを前提にしたレイアウト形式。HTML やプレーン テキストはリフロー型だ。デバイスの画面サイズに応じて表示される文章の量が調整される。



一方、固定型レイアウトは、ページの中に図や写真、イラストと文章が混在しているページに見られるタイプ。例えば、雑誌やムック本などだね。PostScript や Adobe PDF で作成されていていてiPhoneでもiPadでも印刷した紙面と同じようにページがまるごと表示される。そのため画面サイズの大きいiPadだと読みやすけど、iPhoneだと小さすぎて読みづらいという現象が起こるんだ。



なかには、リフロー型レイアウトの一部に固定レウアウトが差し込まれる時もある。逆のパターンもあるよ。



わかったわ。amazonで電子書籍を購入する時、商品ページに変な注意書きが表示される時あるよね。あれが固定型レイアウトね。



そう、こんな感じね。
この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。



赤い囲みのところに表示されるやつね。
固定型レイアウトの問題点



では、固定型レイアウトの問題点を発表しましょう。



じゃじゃ〜ん♪



固定型レイアウトの問題点は3つあります。



1つ目は?



ハイライト機能が使えない!



2つ目は?



メモ機能が使えない!



3つ目は?



マイノート機能が使えない!



そもそも、ハイライト機能やメモ機能やマイノート機能が使えないって、どーゆこと?
ハイライト機能が使えないとは?



まず、ハイライト機能が使える状態を説明しよう。Kindleのリフロー型レイアウトの場合、ハイライト機能を使って文章にマーキングすることができる。



固定型レイアウトだと、文章へのマーキングができないってことね。



そのとおり!
「メモ機能が使えない」とは



メモ機能も説明して。



Kindleのリフロー型レイアウトの場合、メモ機能を使って思いついたことを書き込める。使い方としてはハイライト機能でマーキングした箇所に、メモ機能を使って思いついたことを記入できるんだ。



固定型レイアウトだとこのメモ機能も使えないのね。



That’s right.
「マイノート機能が使えない」とは



マイノート機能って、ハイライトやメモしたところを一覧で確認できるやつ?



そのとおり。ハイライトやメモは、iPadなら「マイノート」で、Macやパソコンなら「メモとハイライト」で一覧表示されて確認できるんだ。下の写真みたいにね。



ハイライトやメモと一緒でマイノート機能が使えるのはリフロー型レイアウトだけね。



そうなんだ。固定型レイアウトだと使えない。文章にマーキングする、メモを書き込む、マイノートで確認するといったことがNGなんだ。



ハイライト機能やメモ機能が使えないって不便だよね
固定型レイアウトでハイライトとメモを可能にする方法



これらの固定型レイアウトの問題をすべて一挙に解決・・・という訳にはいかない。



あ〜ん、がっかり。



でも、あきらめてはいけない。ハイライトっぽく、メモっぽく使う方法はあるんだ。



わーい、教えて。
用意するもの



まず、以下の3点を用意しよう。
- iPad
- ApplePencil
- ノートアプリ(Goodnotes)



ApplePencilって、iPadに絵を描いたり、メモを取ったり、書類に注釈を加えることができるペン型のデバイスね。



ノートアプリは、ペン型デバイス(ApplePencil)での手書き入力などができるiPad専用アプリだ。あらかじめiPadにインストールしておく必要がある。



あたしオススメのノートアプリは、Goodnotesよ。



GoodNotesでハイライト機能のように文章にマーキングする手順



iPad、ApplePencil、ノートアプリの準備はできたかな。



はーい。



では、GoodNotesで電子書籍にハイライト機能のようにマーキングする手順を説明しよう。



わくわく。



手順その1 iPadを使い、Kindle電子書籍のページをスクリーンショットで撮る。



スクリーンショットはiPadの「ホームボタン」と「スリープ/スリープ解除ボタン」を同時に押して撮るのよね。カシャリ!



手順その2 ノートアプリを開き、撮影したスクリーンショットをイメージとして読み込む。



ノートアプリはGoodnotes5を使っているわ。



では、スクリーンショットで撮影した電子書籍のページをGoodnotesで読み込んでみよう。まず、①のようにページ追加ボタンをタップする。



すると、②ように「ページを追加」メニューが表示されたら、「イメージ」をタップしてね。



③のように「全ての写真」メニューが表示されるので、表示したい画像をタップする。



以上の手順で、先ほどスクリーンショットで撮影した電子書籍のページ画像をGoodNotesにページとして表示できたわ。



手順その3 ノートアプリに表示されたKindle電子書籍のページに、ノートアプリのマーカー機能でハイライトを引く。



これは簡単。①のようにマーカーペンを選択!



②のようにApplePencilで自由にマーキングできる。



マーカーの色とか変えられるの?



もちろん、色や太さも調整できるよ。



なるほどこのやり方ならノートアプリのマーカー機能でハイライトが引けるね。
GoodNotesでメモを書き込む手順



GoodNotesのテキスト機能を使えばメモの代わりに書き込みもできるよ。



マーキングした時と同じように、GoodNotesに画像化した電子書籍ページを開いておくのね。



その上で①のようにメニューのT(テキスト)マークをクリックしてから、②のようにテキストを入力したいバシよをタップする。



あ、キーボードが出てきた。



キーボードが表示されたら③のようにテキストを打ち込もう。ここでは仮に「重要」って打ち込むね。



文字のサイズとか変えられるのかしら?



④のように左上をタップするとフォントやカラーなどの調整画面が表示される。ここで文字サイズを変更できるんだ。



⑤みたいにマーキングした文章(黄色の部分)に矢印などでテキスト(赤文字の部分)を添えるとメモとして使えるね。
GoodNotesでメモを検索する手順



GoodNotsでマーキングとテキスト入力のメモを組合わせる技には大きなメリットがあるんだ。



えっ、どんなメリット?



GoodNotsは検索機能が充実していて、ペンで書いた手書きの文字やテキスト機能で入植した文字を検索できる。



すごい、便利だね。



やりかたは、①のように、まず、左上の検索マークをタップする。すると入力画面が表示されるので検索したい文字をそこに入力するんだ。



ほんとだ。試しに「重要」で検索したら、②のように、瞬時に先ほどのページが表示された。



GoodNotesの検索機能を使えばKindleの「マイページ」機能のような感覚で使えるよ。
デメリットは?



このやり方なら、固定型レイアウトにハイライトやメモの代わりにマーキングや書き込みができるね。



デメリットは、iPad、ApplePencile、ノートアプリなどの道具と必要とすること。



それから、スクショを撮ったり、イメージをノートアプリに読み込む手間がかかること。
こんな使い方がオススメ



デメリットもあるけど、それでもボクはこのやり方で使っているよ。コツがあるんだよ。



そのコツ、教えて!



固定型レイアウトの電子書籍を全ページスクショしてノートアプリに読み込むと大変な手間になるから、マーキングしたくなるページだけスクショをとるんだ。



企画書やレポートなどを書くとき、資料として見返したくなる部分だけを選んで、マーキングしたりメモをそえることで、効率よく参照することができわね。
まとめ



Kindleで電子書籍を購入したけど、固定型レイアウトでハイライト機能がつかえないことがわかりガッカリした皆さん!



そんな時にiPad、ApplePencile、ノートアプリを使った今回の対策がおすすめです。



最後まで読んでいただきサンキューベリマッチ。



バイバ〜イ
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