このレクチャーでは「コンテンツ販売」のメリットとデメリットを説明し、コンテンツ販売というビジネスに必要な基礎知識を解説します。きちんと理解することで、正しく「コンテンツ販売」を始めることができます。
コンテンツ販売のメリット
個人で始めやすい
コンテンツは、あなたの知識やスキルを習得する方法を、動画や音声、あるいは文章にして商品化し、販売することができます。
あなた1人で始めることができます。
現実世界で自分のオリジナル商品を販売しようとすると、多くの人の協力が必要になりますが、インターネット上で始めるコンテンツ販売は個人で始めやすいというメリットがあります。
利益率が高い
コンテンツ販売は利益率が高いというメリットがあります。個人で始めれば人件費は自分だけの分しかかかりません。動画や音声、あるいは文章でつくる場合、パソコンやアプリをすでに持っていれば材料費は限りなくゼロに近いといえます。多少はお金がかかったとしても、コンテンツ販売には原価は低く、利益率は高いというメリットがあります。
始めやすい
現実世界で商売を始めようとするとお店の場所を借りたり、物凄い金額がかかります。インターネットを使ったコンテンツ販売は、サーバー代などはかかりますが、現実世界に比べればケタ違いに安く、始めやすいといえます。
リスクが少ない
通常、商売を始めると在庫を持たなければなりません。商品が売れなければ在庫を保管する費用もかかってきます。その点、コンテンツはデータなので在庫は発生しません。売れても、売れなくても在庫リスクは少ないといえます。
不労所得になる
インターネットを使った副業にメルカリなどを使った「ネット転売」があります。ネット転売は、労働集約型のビジネスです。転売する商品を見つけて、メルカリにアップロードして、契約できたら発送するなど、ヒトが動くことで稼げます。それに対してコンテンツ販売は、サーバーにコンテンツ商品をアップロードしておけば、購入したお客さんに自動的に配信され、ヒトが動かなくても利益をあげることができます。ヒトが働かずに手にする利益を不労所得といいます。コンテンツを1度作れば、あなたは働かずに、コンテンツがお金を稼いでくれます。
資産になる
コンテンツ販売は不労所得を稼ぐことができます。中長期的に、お金を稼ぎ続けてくれれば、コンテンツは資産として価値を発揮します。
プラットフォームがある
コンテンツ販売に限らず、WEBにしろ現実世界にしろ、商品を作ることよりもお客さんを集客する方が大変な作業です。お客さんがこなければ商品は売れないのですから。では、どうすればいいのか?コンテンツ販売には、集客や告知、精算などを代行してくれるプラットフォームがあります。例えば、教育プラットフォームのUdemyなどです。コンテンツ販売初心者は、まず、コンテンツ作成に集中し、そういったプラットフォームを利用して販売するといいでしょう。
リストマーケティングしやすい
インターネット上には「豪華特典を無料でプレゼント」といった告知を見かけます。メールアドレスを入力するとe-book(電子書籍)を無料でダウンロードできるプレゼントです。なぜ、無料でe-bookを配っているかというと、ユーザーのメールアドレスを集めているからです。メールがあるとリストマーケティングができます。高額な商品を売る時など、メールを送って「買いませんか」とオファーできます。コンテンツ販売は無料コンテンツも高額なコンテンツも作れるのでリストマーケティングにむいています。リストをたくさん集めれば、将来、ビジネスを拡大させることも夢ではありません。
システムを自動化できる
リストマーケティングでリストを集めたら、セールスファネルを構築してコンテンツ販売を自動化することができます。コンテンツ販売初心者のあなたには、これはずっと先の話ですが、将来、自動化もできる!ということを頭の片隅に入れておきましょう。
デメリット
コンテンツ作成の手間がかかる
コンテンツ販売でいちばん手間がかかるのはコンテンツの作成です。特に、初めてコンテンツを作る時は試行錯誤の連続でものすごく時間がかかるかもしれません。だからこそ、この講座を読んで無駄のない作成作業を実行しましょう。
作ったからといって売れるとは限らない
コンテンツを作るのには時間がかかります。やっとの思いで完成したコンテンツ。でも、ぜんぜん、売れない!という可能性もあります。このデメリットを回避するには、コンテンツを作る前にニーズはあるのか、しっかり調べることです。
収益化までに時間がかかる
例えば、メルカリを使ったネット転売なら、商品が転売できればお金になります。それに対して、コンテンツは、売るために告知したり集客したり、プロセスが必要なため、収益化まで時間がかかります。もし、短期間で比較的早く収益化を望んでいるのならコンテング販売はむいていません。中・長期的な視点で収益化することをめざしましょう。
信用・信頼の獲得が難しい
インターネット上で個人が商品を販売する、という状況は、それだけで怪しいものです。ユーザーからすると、コンテンツを販売するあなたが、どこの誰か分からないのですから。信用・信頼を獲得するために、コンテンツ販売以前から、そして、販売と並行して信用・信頼の獲得に力を入れる必要があります。ブログやSNSでの継続的な情報発信などで信用・信頼を獲得をめざしましょう。
マーケティングスキルが必要
コンテンツを作り、告知し、販売をする。この流れを行うにはマーケティングのスキルや知識が必要になります。この講座ではマーケティングのスキルや知識に関するレクチャーも予定していますのでご期待ください。
クレームに繋がることがある
コンテンツを販売、ユーザーが購入したが満足いかなかったのかクレームを入れてくるという事態がゼロとは限りません。対策としては、クレームのこないような満足度の高いコンテンツ商品を作成すること。そして、返金をするのか、しないか、など購入時点で明確にし、事前にクレーム対策をとっておくことです。
まとめ
コンテンツ販売のメリットとデメリットはご理解いただけましたか?
大切なことは、メリットだけでなくデメリットも理解し、事前に対策を練ることです。そして、短期ではなく中・長期的な視点で取り組むことです。
以下、講座の概要です。ほかのレクチャーもご参照ください。