以下の10〜13のレクチャーで仮のテーマを決めて、ペルソナを検討し、テーマを絞り込みました。
いよいよ、コンテンツ販売のための作業に取り掛かる段階になりました。今回はこの段階(企画・制作・集客・販売)について説明します。
企画
コンテンツに限らずヒトが作るほとんどのモノは「企画」という段階を経て生まれてきます。商品企画、販促企画、営業企画、出版企画、経営企画など、企画とつく言葉はたくさんあります。それらの現場では企画書が使われ、様々な企画提案がなされています。
コンテンツも「企画」を立てることから始まります。あなたが一人でコンテンツ販売を始めるのなら、どのようなコンテンツを作ろうかな?とアイデアを練ることが企画ワークです。
コンテンツ販売の企画ワークで大切なことは
- 売れそうなアイデア、面白そうなアイデアを出す
- アイデアの段階でそれらを検証する
- 検証してダメなものはボツにする
- 残ったものは、精度を高める
ことです。
大切なことは、アイデアの段階でフルイにかけること。
これは売れそうなアイデアだ!と自分では思っても友人・知人に聞いたら反応が薄いというケースはあります。いいアイデアだとしても、自分以外の人達は興味がないのかもしれません。
また、ラッコキーワードなどのキーワード検索ツールを使って、実際にあなたのアイデアを検索している人がいるか確認しましょう。
どんなに優れたアイデアでも、時代の何歩も先を行き過ぎて、まだ、検索する人がいないのであれば、そのコンテンツは1つも売れない可能性があります。
いいアイデアだと思ったけれど検証したらダメだった。
その時はボツにしましょう。
残ったアイデアや検証に耐えた新しいアイデアを磨くことに専念すべきです。
アイデアを一生懸命磨いて精度を高めましょう。
制作
アイデアが固まったらコンテンツの制作です。
ストーリーのあるコンテンツの場合
プロットを練り、アウトラインを作っていきます。
プロットとアウトライン(ストーリーライン)の違いは知っていますか?
プロットは因果関係を表します。アウトラインは時系列で表します。
例えば、赤ずきんちゃんのプロットは
- 少女を狙う狼
- 狼に食べられる祖母
アウトラインはプロット(因果関係)をもとに時系列で表します。
- 祖母の家に向かう少女
- 画策する狼
- 祖母、狼に食べられる
- 狼、祖母に変装する
- 少女、祖母宅に到着
になります。
これはアニメや映画のようにストーリーのあるコンテンツの作り方です。
ウェビナー(動画セミナー)の場合
ウェビナー(動画セミナー)の場合は、
Why (なぜ、それをするの?それをすることにどんなベネフィットがあるの)
What (なにをするの?)
What if(もし、〜だったらどうする?)
How to (そのやり方は〜)
という4mat systemを使うと良いとされています。
ウェビナーは学びのための動画です。ウェビナーに集中してもらうためにも冒頭で、なぜ、学ぶ必要があるのか理解させることが大切です。それが「Why」の役割です。例えば、数学は苦手だが将来、ゲームクリエイターになりたい子供に「ゲーム制作に数学は必要だよ。例えば、シューティングゲームを作るとき三角関数が役に立つんだよ」と教えてあげれば、その子は数学を学ぶ意欲が湧くと思います。まなぶことがどんなふうに役立つか(ベネフィットがあるか)をきちんと伝えます。
その上で、What(何をするのか)を教えます。ここで学ばないとどうなるのか、あるいは、ここで学ぶことでどんなに成長できるのか、などをWhat ifで示します。
Why、What、What ifで学びの気持ちをきちんとセットアップできたら、それらを実現するためのやり方をステップ・バイ・ステップで教えていくのがHow toのパートです。ウェビナーではHow toのパートのウェイトが最も高く、このパートを学習することで実際にできるように工夫をすることが大切です。
集客
コンテンツを制作したら、それを売ることになります。
コンテンツという商品を売るにはお客様が必要です。
もし、あなたがすでに顧客リストを持っているなら、メールを使ってコンテンツの新製品をお客様に告知できます。
顧客リストを持っていないなら、方法は2つです。ひとつは顧客リストをあつめるためにリストを集めます。ブログなどに無料ダウンロードできる特典を用意して、欲しい人にメールアドレスを入力してもらいます。そうすることで、メールを集めていきます。
もうひとつは、Udemyのような教育プラットフォームでコンテンツを販売します。マージンはとられますが集客はUdemyがやってくれます。あなたはコンテンツを作成、Udemyにアップロードするだけです。(ただし、講師として活動するにはUdemyの審査に通る必要があります)
販売
自分のブログなどでコンテンツを販売するには、Teachableなどのプラットフォームが必要です。Teachableは、世界中の人を相手に、誰でも簡単にオンライン講座を開設できるオンラインスクール・プラットフォームです。無料から始めることができるので安心です。
まとめ
コンテンツ販売の企画から制作、集客、販売までを説明しました。初めてコンテンツ販売に挑戦する人は、企画をしっかり行い制作し、まずは、Udemyのような集客販売を代行してくれるプラットフォームを使うとよいでしょう。そして、近い将来、ブログを成長させながら、Teachableを導入し、独自にコンテンツを販売できる環境づくりを目指しましょう。