コンテンツの企画を立てる時、いいアイデアを出すために準備運動ともいえるチェックポイントがあります。それは
- 思考を整理する
- よく調べる
- 人に意見を求める
の3つです。
今回は「思考を整理する」について説明します。
思考を整理する
コンテンツの企画を考えているのに良いアイデアが思い浮かばない。そんなときは原因が2つあります。
- アイデアのネタがゼロである
- アイデアのネタがいろいろありすぎる
なくても、ありすぎても、いいアイデアは浮かばないものです。
経験や知識のない未知の分野に挑むのであればアイデアのネタがゼロということもあるかもしれません。多少の経験、知識があるか、あるいは得意分野ならゼロということはないと思います。そういうとき、どれがアイデアのネタになるのか、整理がついていない状態です。
そういうときは、思考を整理整頓します。これをやらずに企画を立てようとしたり、アイデアを考えても効率が悪いだけ。
思考の整理の仕方としては
- 思考整理ノート
- マインドマップ
- ブレットライティング
- 寝かせる
などがあります。
思考整理ノート
思考整理ノートは人によってやり方が違います。紙のノートがいいという人もいれば、ノートアプリを使った方がいいというひともいます。
紙にしろアプリにしろ共通しているのは、頭の中に浮かんだことを書き出しなさいという点です。頭の中でいろいろな考えが停滞していると新しいフレッシュな考えが浮かばなくなります。だから、ノートに書き出してアウトプットすることにより、頭をひらめきやすい状態にします。
書き出すとき「これは間違っていないかな」とか「誰かに見られたら恥ずかしい」というブレーキがかかりそうな気持ちは一旦横においておくことがポイントです。
ストレスが溜まっているとき、その原因となるコトやヒトについての不満をノートに書き出すとスッキリするといわれています。このストレスから自分を開放するのもアイデアを閃きやすくする条件のひとつです。
ストレスの原因となるヒトに対する不満をブレーキをかけずに書き出すことがポイントですが、そんな文章を誰かに見られたら大変。セキュリティを考えると紙のノートより、ロックのかかるアプリを使った方が安心です。
マインドマップ
マインドマップは教育コンサルタントでもあるトニー・ブザン氏が提唱した思考の整理法。中心に考えるべきテーマをおき、そこから枝分かれするように関連するアイデアをかきだします。頭のなかにあった雑多な考えを、枝分けして書き出すことによりキーワード別のグループをつくることができ、思考を整理することができます。
ブレッドライティング
ブレット(bullet)とは弾丸のこと。ブレットライティングとは箇条書きのことです。箇条書きの頭の部分にある「・」が弾丸に似ていることからブレットライティングといいます。
頭の中にあることを箇条書きにして書き出すということは、考えを1行程度の短い文章に要約するということです。頭のなかでダラダラとしていた考えが、箇条書きにすることで無駄な部分が削ぎ落とされ、ギュッとスリムに整理されます。
寝かせる
時間があれば、寝かせるという行為も有効です。思考整理ノートにしろ、マインドマップにしろ、ブレットライティングにしろ、一晩寝かして、朝、もう一度確認すると、さらに考えがよく整理できます。うまくいけば、朝、整理されたノートやマインドマップや箇条書きを見てアイデアがドーンと閃くかもしれません。
まとめ
今回は「コンテンツ企画をたてるアイデア発想法①」として「 思考の整理」について説明しました。
思考整理ノート
マインドマップ
ブレットライティング
寝かせる
などのスキルを使って、まずは思考の整理をしましょう。