皆さん、調べてデータを集めるところまではやりますが、比較することはしていないのではないでしょうか?集め直したデータを
コンテンツの企画立案やアイデア出しのために
思考を整理する
よく調べる
人に意見を求める
という3つについて順番に説明してきました。今回は「人に意見を求める」について説明します。
自分が正しいと思っていることも、本物のユーザーはまったく別の考えを持っているかもしれません。ユーザーの意見に耳を傾けることで新しいアイデアや企画のヒントになることがあります。
コミュニティチェック
コミュニティチェックとは、あなたのコンテンツのターゲットとなる人たちが属するコミュニティにアクセスして、そこで彼らがどんなことを話題にして、どんな言葉を使って話しているか、などを確認する作業です。コミュニティとしては、FacebookのようなSNSコミュニティをはじめ、企業コミュニティ、オンラインサロンコミュニティ、オンラインスクールコミュニティなどいろいろとあります。ターゲットがたくさん集まる場所に耳を傾けて、あなたの企画しているコンテンツが彼らの関心を引くか検討しましょう。
ユーザーレビューチェック
ユーザーの生の声を調べることで彼らの要求を確認することができます。 生の声を調べる方法のひとつがユーザーレビューチェックです。ユーザーレビューは、amazonなどで見られる商品を購入したユーザーによる評価・感想を共有できるサービスのこと。例えば、amazonにあった「図解 ダイエット本」の星2つのレビューをみると、「図解とあるのに挿し絵程度でほとんど文章です。食事例はもっとたくさんあげてほしかった。」と書いてあります。あなたがダイエットのコンテンツを考えているなら「図やイラストで見せて、より分かりやすく」「食事の例を充実させる」といったアイデアにつながります。こういうやり方でユーザーレビューをコンテンツ企画に役立てます。
Q&Aチェック
ユーザーの生の声を調べる2つめの方法は、Q&Aチェックです。例えば、Yahoo!知恵袋や教えて!goo、QuaraなどのQ&Aサイトが有名です。コンテンツのテーマでどのような質問がなされているか、これらのサイトをチェックしてみましょう。例えば、Quaraで「コピーライティング」を検索すると「コピーライティングの仕事へ就職するには どうすれば良いですか?」「39歳からコピーライターを目指すのはだめですか?」「良いコピーライターになる秘訣は何ですか?」などの質問がヒットします。これらを参考にすれば「コピーライターを目指す人の、コピーライティングマスターコース」というコンテンツが考えられます。
ユーザーインタビュー
身近にターゲットとなる人がいる場合は「こんなコンテンツを作ろうと思うけど、興味ありますか」と聞いてみましょう。さらに、ふだん、よくみているコンテンツは?実際に購入したことのあるコンテンツは?など、質問してみましょう。インタビューの数は多いほどいいですが、1人か2人でも、ぜひ、実施してください。ユーザーの生の声をリアルに聞き出せるチャンスです。自分では考えもつかなかった回答を得られることもあり、それが企画立案の大きなヒントとなることもあります。
アンケート
あなたが顧客リストなどをすでにお持ちでしたら、コンテンツに対するアンケートを実施します。顧客リストをもとにメールなどでアンケート依頼を送り、了承を得た人にアンケートに参加してもらいます。こんなコンテンツに興味ありますか?
いくらなら購入しますか?など質問します。アンケートの結果、興味を持つ人が少なければ、そのコンテンツの制作を中止することができます。関心の高い層が多い場合は、コンテンツを制作し、アンケートで「興味あり」と答えた人にコンテンツの新発売告知を行いセールスすることができます。
まとめ
コンテンツ企画のアイデアを発想するステップとして
- 思考を整理する
- よく調べる
- 人に意見を求める
の3つを紹介してきました。そのうち「思考を整理する」は自分の頭の中を整理し、「よく調べる」は他社のデータを分析する行為です。そして、「人に意見を求める」はターゲットの生の声に耳を傾ける行為です。自分の頭の中、他人のデータ、本人たちの生の声。この3つのステップで企画を立てる準備をすることで、いいアイデアを生み出すことができます。