3. 企画の組み立て方:企画書提案に事業〜動画まで役立つルール

この記事では

企画の組み立て方の仕方について学びます。

企画の組み立て方といっても事業企画、商品企画、動画などのコンテンツ企画などいろいろとあります。

それらに共通する役立つルールがあります。

大切なことは企画立案を「点」ではなく「線」で考えることです。

アイデアを出すのが苦手、

企画立案の仕方がよく分からない、

という方は「点」で考える傾向が高いです。

企画は「線」、つまりプロセスで考えて立案します。

初心者にありがちなこと

初心者にありがちなことですが

企画を立てることを

アイデアを考えることだと思っています。

いきなりアイデアを考えて企画を立てられることもありますが、

つねにいいアイデアをだせと言われるとそれはちょっと無理ですよね。

でも、つねにいい企画を立てる方法はあります。

目次

企画を料理に例えると

企画を料理に例えてみましょう。

料理をしたことがある人ならわかると思いますが、

料理には、下ごしらえ、切り方、塩加減、

煮る・焼く・炒める、盛り付けるなどのプロセスがあります。

企画立案も同じです。

情報収集、分析、問題の発見、課題設定、施策案出しなどのプロセスが必要です。

アイデアが求められるのは施策案出しの時です。

企画立案というと

アイデアを出すのが苦手、

発想力や創造力に自信がないという人が多いですが、

そもそも企画立案をアイデアから始めることはオススメできません。

企画立案のプロセスにそって進めることがとても大切です。

企画プロセス

企画プロセスは次の4つのステージで構成されます。

1つめはゴールの確認

2つめは問題発見

3つめは課題設定

4つめは施策案出し 

それぞれについて次のレクチャーから

順番に説明していきます。

このセクションでは

それぞれの概要説明にとどめ、

具体的なやり方については

次のセクション以降で説明します。

ゴールの確認:概要

まず、ゴールとは何かについて説明します。

ゴールは、1のAs is(現状)から10のTo be(あるべき姿)をめざす

1→10の企画の場合、あるべき姿がゴールになります。

企画を立案する時、まず、最初にやるべきことは

このゴールの確認です。

企画を立案する時、多くの場合、依頼者がいます。

クライアントのことですね。

自主プレや持ち込み企画の場合、自分自身が依頼者というケースもありますが、

ここではあなたがクライアントから依頼されて

企画を立てるというシチュエーションで話を進めます。

このゴールはあなたとクライアントはもちろん、

企画に参加するスタッフ全員で共有する必要があります。

企画立案をプロセスで行う時、

ゴールのあと、問題の発見、課題設定、施策案出しと進む時、

ゴールが正しく共有されていないと

見当違いな企画になってしまいます。

これを避けるためにも企画立案をスタートさせる時、

ゴールの確認から始めてください。

問題発見:概要

問題発見とは、

1のAs is(現状)から10のTo be(あるべき姿)をめざす

1→10の企画の場合、

あるべき姿を実現することの障害となっている「問題」を発見することです。

例えば、ある商品が今期、売上ダウンしたとします。

なんとか今期目標を達成するために売上アップしたいとします。

この場合、ゴールは売上アップです。

何かが商品の売上アップの障害となっています。

いろいろな理由が考えられます。

例えば、今期からライバルメーカーが新商品を発売してシェアをとられたとか、

健康志向にトレンドが変化してカロリーの高い商品が敬遠されたとか、

同じような商品が100円ショップで販売され客がそちらに流れたとか、

コモデティ化が進み、どの商品を買っても同じになり客が離れたとか、

理由がいろいろ考えられます。

この問題を定量データや定性データに基づいて特定して絞り込みます。

課題設定:概要

課題設定をする前に、問題と課題のちがいについて確認しておきましょう。

問題とは、

辞書を引くといろいろと意味がありますが、

ビジネスシーンにおいて問題とは

「目標達成のために、解決すべき事柄」のことです。

課題とは、

「問題解決のためにやるべきこと」です。

企画立案プロセスの2番目のステージ「問題発見」で

問題を特定したら課題の設定になります。

問題解決のためにするべきことを

書き出してそこから課題を絞り込んでいきます。

例えば、先ほどの売上ダウンした商品で、

新商品にシェアをとられたことが問題だとした場合、

新商品とどう戦うのか、方向性を決めることになります。

新しいテレビコマーシャルを打つとか、

キャンペーンを打ってプレゼントで購買意欲を刺激するとか、

あるいはパッケージをリニューアルしようとか、

新商品との戦い方はいろいろと考えられます。

その中でやるべきことは何かを絞り込み、

最も効果的な方向性を見出し課題として設定します。

施策案出し:概要

課題の設定で問題解決のためにするべき方向性が決まったら

課題解決のアクションとなる施策案を出していきます。

この段階でアイデアや創造力が求められます。

問題を特定し、解決すべき方向性を絞り込んでいるので

漠然とアイデアを考えるのではなく、

範囲を絞り込んで考えるのでより具体的なアイデアがでやすくなります。

まとめ

企画の組み立て方について説明しました。このように、順番に必要なプロセスを踏むことで企画立案が楽に行えるようになります。ゴールの確認、問題発見、課題設定、施策案だしなどについては次回から詳しく説明します。

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